より丈夫な状態で歯を残すため、なるべく削らずに「歯1本の中で神経を守る」「大きくならないように虫歯をとりきる」「全体を守るため一部削って負担を均一化する」ということを心がけて治療しています。
一般に行われている虫歯の治療ですが、同じ歯の再治療を繰り返すことでゆくゆくは神経を取ることになり、最終的にはその歯を失ってしまいます。そして、失った歯を補うための入れ歯やブリッジによって健全な歯までをも失うことになり、お口の中は崩壊していきます。
このドミノ倒しを防ぐためにおおくま歯科では、虫歯の治療に対して3つのアプローチを大切にしています。
C1以上に進行した虫歯には回復力はありませんので、削り取ることが必要です。ほんの小さな虫歯でも取り残してしまうと、詰め物の下で再発をして、歯を失う第一歩となります。
治療中、治療器具から発するお水がお口の中に入っています。また、口をゆすぐ水についても同様です。そして、院内の配管・診療チェアを通って出てくるこれらの水の中にはたくさんのばい菌が混入していることをご存知ですか?
せっかく虫歯の治療をしても、このような菌の混入によってより悪い状態になることを避けるために、おおくま歯科では殺菌水を使用して治療を行っています。
虫歯を確実に取りきった後は、詰め物や被せ物でふたをします。この「ふた」が適切に接着されているかどうかで、再発の度合いが大きく異なってきます。
皆さん、数ヶ月から2/3年で詰め物が取れてしまった経験はありませんか?
本来、適切な接着をすると、10年20年取れずに保つことができます。
・削った歯の表面に付着している削りかすや有機質を酸で溶かします
・詰める材質の表面も適切な前処理をします。
・湿度が高い(お口の中の湿度は100%)と接着力が弱まるので、ホースで水分、唾液を吸い取ってカラカラの状態で接着をします。
通常保険診療の範囲でここまでの処置を行っている歯科医院はごく稀です。
おおくま歯科では保険診療/自由診療に関わらず、「長持ちする」と分かっていながら効率や節約を考えて手を抜くことは一切致しません。
おおくま歯科では痛みに最大限配慮した治療を行っています。
麻酔の注射自体の痛みを減らすために、事前に歯茎に表面麻酔(塗る麻酔・貼る麻酔)をします。
麻酔液を一気に入れると痛みが大きくなります。電動の注射器を使用することで、ゆっくりと一定の力で麻酔することが可能です。
患者さんの呼吸に合わせて、適切なタイミングで注射することで、驚くほど痛みは軽減されます。
歯にハイドロキシアパタイトを塗布することで、歯の神経への伝達経路を遮断することができ、しみなくなります。